本日コマツ製作所の株式を購入しました。
ホームワークした内容をアウトプットさせて頂きます。(長いです)
コマツ製作所(6301)
<事業>
建設・鉱山機械・車両・大型工作機械・半導体装置における製造・販売・メンテナンス
<シェア>
建設機械(油圧ショベル・ブルドーザー・クレーン・フォークリフト等)におけるシェアはキャタピラー25%に次いで世界2位。シェアは11%
<需要>
先進国におけるける住宅着工、インフラ公共投資、民間設備投資
新興国における資源鉱山向け掘削、インフラ公共投資、民間設備投資
自動車のボンネットやサイドパネル成型用大型プレス機械・板金・工作機械
新興国の住宅着工・パルプ需要を見越した林業機械
<生産・販売拠点>
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、中国、ブラジルなどに50近い生産拠点を有する。売り上げの85%が海外(米37%、欧州19%、アジア・オセアニア15%、日本15%、中国12%)
従業員の60%が外国人社員というグローバル企業
<売上高・営業利益・純利益・投資指標等>
2017年度 :2.5兆円、2,600億円、1,964億円
2018年度 :2.7兆円、4,000億円、2,564億円
2019年度 :2.4兆円、2,500億円、1,538億円
(2020年度予想:2.1兆円、1,340億円、1,270億円)
20年度期末の経常利益予想コンセンサスは1/5に1,341億円から1,415億円へ引き上げ(+5.4%)
(会社予想値1,270億円のため非常に強気)
対前年実績△39.9%減収予想も△36.6%へ情報修正
株価:3,019円(21.1.7現在)
PER:19.2倍
<売上比率・仕向け>
・売上比率:建設機械・車両:90%、産業機械等:7%、リースファイナンス:2%
・2019年度の建設機械・車両の販売地域構成:北米26%、日本14%、欧州10%、中南米14%、アジア・オセアニア各9%、中国・ロシア各6%、アフリカ4%
・先進国比率が50%、その他資源国を中心に幅広く6~9%のシェアを持つ。
・2013年から鉱山機械事業を強化しており、無人ダンプトラックの投入や露天・坑内堀り向け鉱山機械企業の買収も行っている。
・売上に占める鉱山機械関連は約40%を占める。半導体市場向けエキシマレーザー関連事業もあり。
★油圧ショベル・ブルドーザー・ダンプトラック等主要7建機の20年9月度の前年同月比
①小売り
日本:△24%、北米:△13%、欧州:△15%、中国+55%、東南アジア:△16%、オセアニア:△5%
中国に圧倒的な需要あり。住宅・インフラ投資への用途と推定
②卸売り
中南米:+16%、ロシア:+25%、中近東:+6%、アフリカ:+8%
新興国を中心に概ね前年同期比を上回る。中近東は6月度に+83%の需要を叩き出すなど月により多少の上下はあるが概ね堅調な見込み。新興国が先進国をアウトパフォームしている現況とリンクする。
第2四半期における前年同月比においても、地域別売上高は中国のみ+17%増、日本を含むその他地域は△11~29%減
コロナ影響の中、堅調に推移した事業
・ブラジル・中国:一般建機需要
・ロシア:金鉱山向け掘削機械需要
・オセアニア:鉄鉱石向け鉱山機械需要・一般建機需要
・半導体市場向けエキシマレーザー関連事業
<技術・強み>
・日本のものづくりを代表する企業の一つでもある。建設機械にとって最も重要なエンジン、トランスミッション、油圧機器、アクスル、コントローラー等の電子制御部品を全て自社開発・生産している。(垂直統合型企業)
・危険な鉱山作業現場等における無人車両・建設業における人手不足解消のための施工オペレーションの最適化などのサービス提供が差別化。
<リスク>
・原材料の高騰・為替影響
資源価格の需要増により原材料費の高騰、為替円高については、生産拠点がグローバル化しているためリスク分散されていると推定。原油関連の掘削低迷影響については、今後の景気拡大により原油価格も上昇の見通しのため回復が期待。北米における金利の低下から、主に北米を中心としたリテール事業の利益を圧迫する可能性あり。但しリテール事業は売上の2%程度であるため、影響は軽微と推定。
・中古市場への参入障壁
機械の中古市場への入り込みに関しては、エンジン・トランスミッション等の定期交換・純正メンテ拠点があり、リユース事業を展開済み。中古販売も取り込んでいる。
・ESG課題への取り組み
環境問題・気候変動の観点から石炭採掘が減少傾向にある中、CO2排出と密接な燃料炭向け鉱山機械は売り上げの10%を占めている状態。今後燃料炭向け鉱山機械は減少にあることを織り込み、ショベルカーを中心としたハイブリッド機の市場投入や、未だ人手に頼りがちな林業機械事業への参入シフトを進めている。ハイブリッド機は欧州での売上比率高。
<総評>
現在の相場見通し(中国を中心とした新興国が先進国をアウトパフォーム、日本株の上昇(=自動車産業の巻き返し)、米国の大規模な財政出動、5G・EVを見越した半導体需要の高まり)と事業がリンクしており、堅調に推移している事業がそれらを裏付けている状況。具体的に下記の見通し。
①中国の建設・インフラ投資向けの建機・車両需要は継続的であり、これに関連した鉱山機械の需要拡大。
②先進国の財政政策、自動車産業の回復による工作機械・建機・車両需要。
③中国・北米における住宅ブームにより、木材需要が高まっている中(材木先物は年間100%上昇している)、林業機械事業の拡大。
④半導体セクターが好調であることを受け、半導体事業も当面好調な見通し。
同業キャタピラーも株価は堅調に推移しているため安心度も高い。
大型建機は売上計上まで時間がかかるため、なるべく長期で保有したいと考えています。


以上になります。
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