見通しを弱気へ_週間マーケットウォッチ

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

各資産の週次の騰落は以下の通りです。(2022.12/26~12/30)

今週は長期金利が上昇したこともありハイテク・グロースが特に弱く、アップル・アマゾンは年初来安値を更新、グーグル・マイクロソフトも上値が重く推移しました。指数では韓国・台湾が最も弱いことから、主に半導体関連が売り込まれていると推察されアップルの安値更新と辻褄が合うと考えています。

緩和の最後の砦でもある日銀が政策の修正に動いたということは、FRB・ECBを筆頭に世界全体がタカ色を強めていることにダメ押ししているようにも感じます。金利の安い円を売って金利の高い新興国通貨を買うというキャリートレードの巻き戻しが起こっているのであれば、マーケットはネガティブに反応し、お金はリスク資産から抜けていく可能性が高いと思います。

実際に、各資産のマーケットの動きは不可解な動きとなりました。通常金利上昇下では金利が付かない金の価格は低下するのがセオリーで、さらにドルも強く推移するはずが、金価格は上昇し、ドルインデックスも9月からの安値を更新しています。
為替ではマーケットのリスク選好度が上昇するとオセアニア通貨が買われ易くなりますが、債券や株式が低下しているのにオセアニア通貨が上昇するということも不可思議です。ドル安の影響なのでしょうがマーケットのリスク選好度は良くないです。

S&P500に占めるGAFAMの時価総額は20%の高いウエイトを示していますから、その代表格でもあるアップルが年初来安値というのも良い状況ではないと考えます。アップルはハードウェアとソフトウェアの一貫した収益が基盤の企業ですから、アップルに陰りが現れればそれらはいずれ製造業に波及する可能性が高まります。実際にコロナショックの際にはアップルが利益警告を出したことが皮切りになったことは記憶に新しいところです。

長期投資は時間を味方に資産を増やす戦略ですが、下落局面のダメージをいかに抑えるかが肝要な中、今の雰囲気では強気のままやり過ごすにはストレスだと考え、弱気のスタンスに変更しました。債券については、株式の下落局面ではヘッジ効果が期待されますが、日銀の政策も不透明ですから一旦キャッシュ比率を高め様子見したいです。新しいポートフォリオは株式20%、現金80%としています。

今後ですが各国の金融政策が緩和に動くタイミングでまた強気にすればよいでしょうし、それまで落ち着いてマーケットを見ていられることのほうが大切だと考えました。ハラハラしながら毎日生活していては、何のために長期投資をしているのかわからなくなりますから。。。

来週はFOMC議事要旨や欧州の物価指数、ISM、雇用統計と重要指標が多く予定されています。発表後の資産の動きを敏感に感じ取れるようにしていきたいです。

<来週の予定>

1/3(火)
独 22:00 12月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比) <前回値:-0.5% 予想:-0.7%>
独 22:00 12月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比) <前回値:10.0% 予想:9.0%>

1/4(水)
米 0:00 12月ISM製造業景況指数 <前回値:49.0 予想:48.5>
米 4:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

1/5(木)
欧 19:00 11月卸売物価指数(PPI)(前月比) <前回値:-2.9% 予想:-0.8%>
欧 19:00 11月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) <前回値:30.8% 予想:27.5%>
米 22:15 12月ADP雇用統計(前月比) <前回値:12.7万人 予想:14.5万人>
米 22:30 前週分新規失業保険申請件数 <前回値:22.5万件 予想:23.0万件>

1/6(金)
欧 19:00 12月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) <前回値:10.1% 予想:9.5%>
欧 19:00 12月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比) <前回値:5.0% 予想:5.0%>
米 22:30 12月非農業部門雇用者数変化(前月比) <前回値:26.3万人 予想:20.0万人>
米 22:30 12月失業率 <前回値:3.7% 予想:3.7%>
米 22:30 12月平均時給(前月比) <前回値:0.6% 予想:0.4%>
米 22:30 12月平均時給(前年同月比) <前回値:5.1% 予想:5.0%>
米 0:00 12月ISM非製造業景況指数(総合) <前回値:56.5 予想:55>

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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