各資産の週次の騰落は以下の通りです。



今週はCPIと決算待ちで引き続き神経質な相場となりました。米政府による中国向け半導体装置の輸出規制強化や長期金利の上昇により半導体を中心にハイテクは下落したものの、医薬メーカーバイオジェンの投資判断引き上げやペプシコの好決算などは好材料となりディフェンシブ銘柄を中心にダウは週次でプラスとなりました。
為替は円安が進み、ドル円は連日高値を更新し148.75円まで上昇、仮想通貨・オセアニア通貨・商品では銀が特に売られ、投資家のリスク選好度が低下している様子が伺えます。
今週注目されたの米CPIは前年同月比8.2%と市場予想8.1%を上回る伸びを見せ、FEDウォッチでも、年内は11月0.75%の利上げ確率が97%、12月も0.75%の利上げ確率は70%まで高まりました。しかしその後はおよそ1年後までターミナルレートは4.75%で維持の予想となっており、さらにCPI発表後に株価が反発の動きを見せるなど、悪材料を織り込み始めた様子も伺えました。

9月FOMC議事要旨ではインフレ抑制のため一段と制約的な政策スタンスに移行し、それらをしばらく維持する必要があるという見方で一致したともありますから、FRBの方針を市場が受け入れ始めたと考えられるとも思います。
テクニカル的には今週S&Pは3500ドルを一時割り込みました。週足200MAを割り込み、ここからさらに一歩下掘るかグダグダと留まるか注目のポイントにいると思います。決算に対してチャートが素直に動くのか、反発するかで市場の織り込み度合いを感じ取れないかトライしたいと思っています。

長期投資に関しては、株式(MSCIコクサイ)の比率を10%引き上げました。市場が悪材料を織り込み始めたのだとすると、ここで折り返す確率が若干上がってきたかもしれません。現在の株式20%の比率は超弱気ですから、少し比率を上げてもよいのではないか?仮にここからさらに20%深掘ったとしても、資産30%に対してのマイナス20%ですから、ポートフォリオ全体で考えれば6%のマイナス程度で済み、これは許容範囲と考えます。さらに買い増せる資産が30%は残っているため、挽回できるのではないかと考えました。
また、欧州市場が非常に弱い中、S&P500インデックスにするかMSCIコクサイにするかは少し悩みましたが、①ウクライナ情勢が改善に向かった時には欧州市場は著しく経済回復する可能性があるかもしれない、②世界的なリセッションが訪れた場合を勘案すると、より広く分散したほうがリスク回避になる、③バイデン大統領の政権運営がうまくいかない可能性が高まっている中、米国に集中投資することが正解かわからない、などを考え引き続きMSCIコクサイを積み上げることにしました。
新しいポートフォリオは株式30%、債券60%、現金10%となります。
<来週の予定>
10/17(月)
米 21:30 10月ニューヨーク連銀製造業景気指数 <前回値:-1.5 予想:-4>
決算:(国内)マネーフォワード、バンカメ
10/18(火)
豪 9:30 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
中 11:00 7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比) <前回値:-2.6% 予想:3.4%>
中 11:00 7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比) <前回値:0.4% 予想:3.4%>
中 11:00 9月鉱工業生産(前年同月比) <前回値:4.2% 予想:4.9%>
独 18:00 10月ZEW景況感調査(期待指数) <前回値:-61.9 予想:-66.5>
欧 18:00 10月ZEW景況感調査 <前回値:-60.7 予想:>
決算:ジョンソン・エンド・ジョンソン、ネットフリックス
10/19(水)
英 15:00 9月消費者物価指数(CPI)(前月比) <前回値:0.5% 予想:0.4%>
英 15:00 9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) <前回値:9.9% 予想:10.0%>
英 15:00 9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) <前回値:6.3% 予想:6.4%>
米 20:00 MBA住宅ローン申請指数(前週比) <前回値:-2.0% 予想:0.0%>
加 21:30 9月消費者物価指数(CPI)(前月比) <前回値:-0.3% 予想:0.0%>
加 21:30 9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) <前回値:7.0% 予想:6.8%>
米 21:30 9月住宅着工件数(年率換算件数) <前回値:157.5万件 予想:147.0万件>
米 21:30 9月住宅着工件数(前月比) <前回値:12.2% 予想:-6.4%>
米 3:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
決算:P&G、アルコア、IBM、テスラ
10/20(木)
豪 9:30 9月新規雇用者数 <前回値:3.35万人 予想:2.50万人>
豪 9:30 9月失業率 <前回値:3.5% 予想:3.5%>
独 15:00 9月生産者物価指数(PPI)(前月比) <前回値:7.9% 予想:1.3%>
米 21:30 10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 <前回値:-9.9 予想:-5>
米 21:30 前週分新規失業保険申請件数 <前回値:22.8万件 予想:23.5万件>
決算:ダウ
10/21(金)
英 15:00 9月小売売上高(前月比) <前回値:-1.6% 予想:-0.5%>
英 15:00 9月小売売上高(前年同月比) <前回値:-5.4% 予想:-5.0%>
欧 23:00 10月消費者信頼感(速報値) <前回値:-28.8 予想:-30>
決算:アメックス、ベライゾン
以上になります。
お読み頂きありがとうございました。
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