週間マーケットウォッチ(2022.10.31~11.4)

各資産の週次の騰落は以下の通りです。

今週のFOMCでは「利上げの減速の時期は早ければ次回会合となる可能性がある」と利上げペースが落ちる見通しが示された一方、「利上げ停止を考えるのは非常に時期尚早」と利上げの最終地点(ターミナルレート)は想定よりも上であるということも示唆されました。

FEDウォッチでは先々1年間に渡り中央値が5-5.25%の中央値を維持しつつ、6月以降は6%の観測も若干見られておりマーケットが悲観側に寄っている様相が感じられます。

一方で景況感においてはISM製造業景況指数は縮小傾向が続き50.2と前月の50.9から低下するとともに、景気の分岐点まで近づいてきています。そもそもISM製造業景況指数は、米国内企業300社以上の企業に対して生産・新規受注・雇用・価格・購買数量などを直接アンケートを取って得られた数値ですから、実態把握としては確度の高い調査なわけで、これらが低下しており景況感の節目である50を割る寸前に位置するということは景気が冷やされている証左であると考えます。

また雇用統計では失業率は3.7%と前回値3.5%・予想3.6%を上回る結果となり雇用環境も軟化してきました。

住宅指標の急激な減速、失業率の上昇、景況感の低下、と金融引き締めの効果が認められてきました。ターミナルレートはさらに上振れの可能性はありますが、リセッション入りの材料はしっかりと揃っていると考えます。

長期投資においては「リセッションは買い」「楽観で売り悲観で買う」と言われます。ターミナルレートは不透明ながらも景況感の低下から引き締めの効果は表れており、長期化する可能性はあってもショックのようなことが起こるとは考えにいですし、先々については最低1年は想定ができていそうと考えます。

またリセッションとは言いながらも、失業率の水準や個人消費が壊滅的な水準ではないことから、軽微なものに収まる可能性が否めません。もしターミナルレートが6%を超える展開に至ったとしても、リセッションの程度や期間が長引くだけで、株式がここから20%も悪化するかと言われると懐疑的です。それよりもS&Pは3770程度とまだ4000以下の水準にあり年初から10か月低下してきましたから、この辺の値ごろ感で比率を増やした方が効率的、それを裏付ける金融引き締めの効果は相当量揃ってきた、というところだと思います。

以上から株式比率をさらに上げ、強気に変更したいと考えています。新しいポートフォリオは株式60%、債券40%となります。当面このポートフォリオを維持となるでしょう。ですが変化の気づきに鈍感にならないよう、引き続きマーケットウォッチは手を抜かずに進めたいという想いです。

<来週の予定>

11/7(月)
欧 17:40 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

11/9(水)
中 10:30 10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) <前回値:2.8% 予想:2.5%>
中 10:30 10月生産者物価指数(PPI)(前年同月比) <前回値:0.9% 予想:-1.4%>

11/10.(木)
米 22:30 10月消費者物価指数(CPI)(前月比) <前回値:0.4% 予想:0.7%>
米 22:30 10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) <前回値:8.2% 予想:8.0%>
米 22:30 10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) <前回値:0.6% 予想:0.5%>
米 22:30 10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) <前回値:6.6% 予想:6.5%>
米 22:30 前週分新規失業保険申請件数 <前回値:21.7万件 予想:22.1万件>

11/11(金)
米・カナダ休場
英 16:00 7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比) <前回値:0.2% 予想:-0.5%>
英 16:00 7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比) <前回値:4.4% 予想:2.1%>
英 16:00 9月月次国内総生産(GDP)(前月比) <前回値:-0.3% 予想:-0.6%>
米 0:00 11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 <前回値:59.9 予想:59>

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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