週間マーケットウォッチ(8/15-8/19)

各資産の週次の騰落は以下の通りです。

今週の株式は長期金利の上昇もあり、中国・ハイテク・小型株が弱含みで全体的に上値重い展開、S&P500は日足200MAを抵抗線に週末にかけて下落しました。

為替はドル高、リスク選好度も低下し、オセアニア通貨やクロス円、仮想通貨などが弱く、イーサリアムは20%超売られる展開、また商品は欧州のエネルギー問題のくすぶりにより天然ガスは上昇したもののその他は概ね下落となりました。

今週は地区連銀総裁の要人発言がいくつかありましたが、9月0.75%の利上げを肯定する意見が多くタカ色の印象でした。7月のFOMCの議事要旨では金融引き締めが必要以上に進行してしまうリスクに言及しているなど、若干ハト色が垣間見えています。
FEDウォッチでも1年先のFF金利の中央値が3.25-3.75%の間にあることから、年内利上げは行うものの、その後は一旦様子見することがコンセンサスなのでしょう。そうすると金利はあと1.25%だけ上げれば良いことになりますが、それで本当にインフレが収まるでしょうか、わたしは懐疑的です。

米国外に目を凝らしてみます。今週のインフレ指標ですがカナダのCPIは7.6%と6月の8.1%からやや鈍化したものの、英国の消費者物価指数は前年同月比10.1%と1982年以来の高い伸びを記録しています。英の政策金利は1.75%、カナダは2.5%ですから相対的に見ると米国のほうが金利は高い状況にあるとはいえ、先駆けて利上げを着手してきたカナダでさえ未だ7.6%という高い水準ですし、英国においては未だに上昇し続けていることから、インフレ抑制は数か月やそこらで本当に収まるのだろうか?というところです。

加えて中国の景気と需要の後退、ウクライナ戦争に端を発したエネルギー供給問題は未だ出口が見えていない状況です。当面は現在の見通しで時間をやり過ごすのが安全と考えています。

来週ですが、ジャクソンホール会議でパウエル議長の発言が注目されます。昨年の同会議では「物価上昇は一時的」との見解を貫き、テーパリングを21年内に開始する考えを示したと記憶しています。残念ながらその見立ては外れたわけですが、そんな中でも前回のFOMCのように先行きはデータ次第と曖昧にやり過ごすのか、はたまたインフレ抑制に対し語気を強めるのか見届けたいと思います。

<来週の予定>

8/23(火)
独 16:30 8月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) <前回値:49.3 予想:48>
欧 17:00 8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) <前回値:51.2 予想:50.5>
英 17:30 8月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) <前回値:52.1 予想:51>
英 17:30 8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) <前回値:52.6 予想:51.9>
米 22:45 8月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) <前回値:52.2 予想:51.9>
米 22:45 8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) <前回値:47.3 予想:50>
米 22:45 8月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) <前回値:47.7 予想:->
欧 23:00 8月消費者信頼感(速報値) <前回値:-27.0 予想:-28>
米 23:00 8月リッチモンド連銀製造業指数 <前回値:0 予想:-5>
米 23:00 7月新築住宅販売件数(年率換算件数) <前回値:59.0万件 予想:57.5万件>
米 23:00 7月新築住宅販売件数(前月比) <前回値:-8.1% 予想:-2.5%>

8/24(水)
米 20:00 MBA住宅ローン申請指数(前週比) <前回値:-2.3% 予想:->
米 21:30 7月耐久財受注(前月比) <前回値:1.9% 予想:0.8%>
米 21:30 7月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) <前回値:0.3% 予想:0.2%>
米 23:00 7月住宅販売保留指数(前月比) <前回値:-8.6% 予想:->
米 23:00 7月住宅販売保留指数(前年同月比) <前回値:-19.8% 予想:->

8/25(木)
韓国 0:00 韓国中銀、政策金利 <前回値:2.25% 予想:2.5%>
独 17:00 8月IFO企業景況感指数 <前回値:88.6 予想:86.8>
欧 20:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨 <前回値: 予想:>
米 21:30 前週分新規失業保険申請件数 <前回値:25.0万件 予想:25.2万件>

8/26(金)
独 15:00 9月GFK消費者信頼感調査 <前回値:-30.6 予想:-32>
米 21:30 7月個人消費支出(PCE)(前月比) <前回値:1.1% 予想:0.5%>
米 21:30 7月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) <前回値:6.8% 予想:6.4%>
米 21:30 7月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) <前回値:0.6% 予想:0.3%>
米 21:30 7月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) <前回値:4.8% 予想:4.7%>
米 23:00 8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 <前回値:55.1 予想:55.3>
米 23:00 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言(ジャクソンホール)

8/29(月)
英 休場


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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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