週間マーケットウォッチ(8/1-8/5)

各資産の週次の騰落は以下の通りです。

今週の株式は小型株を中心にやや堅調に推移、長期金利の上昇に伴いクロス円も堅調に推移しました。商品ではOPEC+での増産幅が日量10万バレルの微増が決定したことや在庫の増加が示されたことで原油が約10%売られる展開となっています。

雇用統計の結果は、雇用者数・失業率ともに市場予想を上回り堅調な結果が示されました。しかし時給は5.2%と予想4.9%よりも上振れており、賃金インフレの抑制は進んでいないことが伺えています。

FRBの高官は、前回FOMCでのパウエル議長のハト派発言を撤回するようなタカ的発言やリセッション回避は難しいといった見通しが散見されている印象でした。

FEDウォッチでの見通しを確認すると、予想の中央値は下記の状況です。

これによると利上げは今年いっぱい進め、3か月間は据え置いた後7月からは利下げという見通しのようです。
年内の利上げは肯定するが3.5%あたりで過渡点となるだろうということと、その時の景況感によっては利下げに転じるということが今のコンセンサスになっているのでしょう。しかし3.5%のFF金利で9.1%まで上昇したインフレ率が抑えられるか?というと疑問が残ります。

下記は過去のCPIが2%に抑えられるまでに何か月所要したかというデータですが、過去100年間での平均は16.2か月、特に1970年代のスタグフレーション時は69年から30か月、74年から24か月と計5年近くもかかっています。それに伴い株価はそれぞれ-33%、-46%下落しています。

6月からQTも平行で進められているわけですが、まだ効果は表れておりませんし、もちろん時間がかかることでしょう。そう考えると年内に利上げが3.5%で終了するというのは楽観的過ぎるような気がします。今回の雇用統計の結果も口実にしてFRBは手を緩めずに利上げをし続けると思います。

来週の注目は水曜日のCPIです。予想は8.7%と前月より0.4%低下することになっておりますので注視します。

<来週の予定>

8/9(火)
英 8:01 7月英小売連合(BRC)小売売上高調査(前年同月比) <前回値:-1.3%  予想:0.0%>

8/10(水)
中 10:30 7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) <前回値:2.5%  予想:2.8%>
中 10:30 7月生産者物価指数(PPI)(前年同月比) <前回値:6.1%  予想:4.9%>
米 21:30 7月消費者物価指数(CPI)(前月比) <前回値:1.3%  予想:0.2%>
米 21:30 7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) <前回値:9.1%  予想:8.7%>
米 21:30 7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) <前回値:0.7%  予想:0.5%>
米 21:30 7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) <前回値:5.9%  予想:6.1%>

8/11(木)
米 21:30 7月卸売物価指数(PPI)(前月比) <前回値:1.1%  予想:0.2%>
米 21:30 7月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) <前回値:11.3%  予想:10.4%>
米 21:30 7月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) <前回値:0.4%  予想:0.4%>
米 21:30 7月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比) <前回値:8.2%  予想:7.7%>
米 21:30 前週分新規失業保険申請件数  <前回値:26.0万件  予想:26.4万件>

8/12(金)
英 15:00 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比) <前回値:0.8%  予想:-0.2%>
英 15:00 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比) <前回値:8.7%  予想:2.8%>
英 15:00 6月鉱工業生産(前月比) <前回値:0.9%  予想:-1.4%>
英 15:00 6月鉱工業生産(前年同月比) <前回値:1.4%  予想:1.6%>

以上になります。
お読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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