週間マーケットウォッチ(4/25-29)

今週は全体的に売られる展開、欧州の景気後退懸念や米大型株の決算結果を受けハイテク・グロース株が特に売られました。

為替はドル高円安、ドルインデックスは104と2002年12月来の水準まで上昇しユーロドルは2017年1月来の安値を更新しました。ドル円は心理的節目である130円を突破し、一時は131.2円まで上昇、日銀黒田総裁が金融緩和の据え置きを示し日米の金融政策格差が支援材料となりました。先週に引き続きリスク選好度は低下、オセアニア通貨や仮想通貨が特に売られました。

商品は全体的に弱い展開、中国のロックダウンやリセッション懸念が背景となりました。天然ガスはロシアがポーランドとブルガリアに対し供給を停止したことにより10%強の上昇となりました。

概ね主要決算が終了しましたが、業績に明暗ありといった印象、アルファベットとメタは競争激化で広告収入が伸び悩み、アマゾンは人手不足を背景にした人件費上昇や、投資先の株価急落による損失計上が足を引っ張っりました。もはやGAFAMであっても成長鈍化は免れないということが示唆されており、市場はこれに反応して今週は小型株やグロースが売り込まれました。

年初からの指数の騰落を見ると
マザーズ 30%安<深セン総合指数 26%安<ナスダック 22%安<DAX 13%安<ダウ 10%安<日経 9%安<豪ASX 2.5%安<ブラジルボペスパ 7%高と、小型・新興国・グロース・欧州をキーワードに特に売り込まれ、資源輸出国が比較的ましな構図です。しかし資源国も決して上昇基調ではなく、ドル上昇や景気後退による需要の減退なども懸念され下げトレンドの途中にあるという形です。投資家は指数もGAFAMも積極的に買いに行けない状況、しかも金融引き締めは未だ入り口にあり、今後利上げとQTが行われるわけですから、とても強気転換できるような雰囲気ではないと考えています。

来週ですがFOMCの注目ポイントは2つあると考えています。
1つ目は0.5%の利上げは確実視されている中、6月・7月の利上げ幅を0.75%もあり得ると語っていくのかです。FEDウォッチの予想では5月で0.5%(97%予想)、6月は0.75%(88%予想)、7月は0.5%(82%予想)といった見立てが有力、要人の発言では年内に中立金利(2.25%~2.5%)まで引き上げとも言われていますが、市場予想は年末時点での金利水準は2.75%~3%(50%予想)まで高まっており、これに沿う形でFRBもタカ色を強めるのか注目しています。

2つ目はQTの開始時期です。3月のFOMC議事要旨では保有資産を月額最大950億ドル、年間約1.1兆ドル縮小することで大筋合意したと記されており、想定以上にタカ派であったことが嫌気される場面もありました。この規模のQTは利上げに換算すると1.3%相当とも言われておりますから、上記の利上げ見通しに加え、QTの実施についても具体的な内容が示されればインパクトは大きいと考えています。

また米国以外でも豪は3日の豪政策金利発表や、21日の総選挙と為替もボラティリティが大きそうです。
英も5日に政策金利の発表を予定しており、0.25%の利上げにより金利が1%へ引き上げと予想されています。BOEは金利を1%に引き上げた段階で資産売却の検討を始めると表明していることもあり、ここもガイダンスに注目とみています。

<来週の注目指標など>
5/2 (月)
中・英 休場
15:00 独 3月 小売売上高 [前月比] <前回値:0.3% 予想:0.3%>
15:00 独 3月 小売売上高 [前年同月比] <前回値:7.1% 予想:-0.5%>
23:00 米 4月 ISM製造業景況指数 <前回値:57.1 予想:57.6>

5/3 (火)
中・国内 休場
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 <前回値:0.1% 予想:0.3%>
18:00 欧 3月 卸売物価指数(PPI) [前月比] <前回値:1.1% 予想:5.0%>
18:00 欧 3月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比] <前回値:31.4% 予想:36.3%>
米 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目

<決算> デュポン、エアビー アンド ビー、AMD

5/4 (水)
中・国内 休場
10:30 豪 3月 小売売上高 [前月比] <前回値:1.8% 予想:0.7%>
18:00 欧 3月 小売売上高 [前月比] <前回値:0.3% 予想:-0.2%>
18:00 欧 3月 小売売上高 [前年同月比] <前回値:5.0% 予想:1.8%>
21:15 米 4月 ADP雇用統計 [前月比] <前回値:45.5万人 予想:40.0万人>
23:00 米 4月 ISM非製造業景況指数(総合) <前回値:58.3 予想:58.5>
27:00 米 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

<決算> モデルナ

5/5 (木)
国内 休場
10:45 中 4月 Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI) <前回値:42 予想:41>
20:00 英 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 <前回値:0.8% 予想:1.0%>
21:30 米 前週分 新規失業保険申請件数 <前回値:18.0万件 予想:18.0万件>

5/6 (金)
10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告 <前回値:0.0% 予想:0.0%>
15:00 独 3月 鉱工業生産 [前月比] <前回値:0.2% 予想:-1.2%>
21:30 米 4月 失業率 <前回値:3.6% 予想:3.5%>
21:30 米 4月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] <前回値:43.1万人 予想:38.5万人>
21:30 米 4月 平均時給 [前月比] <前回値:0.4% 予想:0.4%>
21:30 米 4月 平均時給 [前年同月比] <前回値:5.6% 予想:5.5%>

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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