6/21-6/25 週の振り返り

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今週の振り返り

今週はFRBパウエル議長が「インフレ懸念のみに基づいた性急な利上げは実施しない」と改めてハト派的な姿勢を示したことや、バイデン大統領が1.2兆ドルの超党派のインフラ投資計画に同意したことなどを受けFOMC後の利上げ不安が和らぎ、米国市場を中心に堅調に推移しました。

S&P500・ナスダックは最高値を更新、ダウも景気敏感株を中心に買い支えられ約3%と強く上昇しました。

為替は市場不安が和らいだことでドル高は一服、FOMC後に急上昇したドルインデックスは92.4をピークに緩やかに下降の動きとなりました。インフラ投資計画の進展や原油が堅調に推移したことも追い風となり、カナダドルなどの資源国通貨が強含み、さらにリスク選好度の高いオセアニア通貨が堅調に推移しました。

商品は全体的に強く推移しました。特に原油はエネルギー需要の回復期待が確固の中 引き続き強さを見せ、74ドル台まで駆け上がる展開、7/1のOPECプラスの閣僚級会合にて予測されている減産量が、需要増加に対して不足気味との憶測もあり、75ドル到達も期待され堅調に推移しました。

金はリスク選好に伴って上値重く、4月頃の価格帯である1780ドル近辺を落ち着きどころとし小動きに終始しました。

FOMCを終え、地区連銀総裁の発言により一時的に上下に乱高下はしたものの、パウエル議長は「実際のインフレ、もしくは他の不均衡の証拠が出てくるのを待って」緩和の縮小を進めると発言したことで、市場は落ち着きを取り戻した感があると感じています。

PCEコアデフレーターは3.4%と絶対値は高いものの予想通りでしたし、実際に期待インフレ率も5月中旬の2.5%をピークに緩やかに下降が認められているようです。

来週の見通し

来週の注目指標は下記の通りです。

◆6/30(水)米 ADP雇用統計、7/1(木)週の新規失業保険申請件数、7/2(金) 米 雇用統計
パウエル議長が指す「ほかの不均衡」というのは今は雇用を指していると捉えました。
非農業部門雇用者数は3月の91万人で頭打ちとなっています。上乗せ給付金の支給が労働者の戻りを鈍化させていると指摘される中、半数以上の州が9月前に打ち切ると発表し、いくつかの州はすでに終了を迎えています。

今回の雇用者数は前回の55万人よりは若干上振れの69万人を見込んでいますが、一方で週の新規失業保険申請件数は、6月第1週から緩やかに上昇しやや踊り場にいる状況にも見えます。

このことから今回の統計ではプラマイゼロと働き、大きなサプライズは無いのではないかと考えています。もし強くポジティブが数字が出れば、早期緩和終了時期が早まるとの意識から、ドル高に転じると思います。

◆6/30(水) 中国製造業PMI、7/1(木) 米ISM製造業景況指数
今週発表されたドイツ製造業PMIは64.9と、3月のピーク66.6は超えられなかったものの、予想を上回り高い水準となりました。また、米製造業PMIは62.6と2009年10月以降の最高値を示し、世界的に製造業は高い景況度合いが継続しているようです。銅などの素材価格は一旦頭打ちした感がありますが、労働力や半導体の不足の程度を推し量るのにISMは注目すべきと考えています。

一方で中国PMIは昨年4月から50の節目を超え、一時52.1まで上昇したものの、それ以上には至らず横ばいの状況です。

中国当局がバブル抑制のため商品価格の上昇に歯止めをかけていることや、ドイツの数字の良さからも、中国経済に心配するような陰りはまだ無いとみていますが、大きく上振れ下振れしないかは確認します。

◆7月決算
4-6月の決算がだんだんと意識され、米国は7月中旬、国内は7月下旬から決算発表が本格化します。昨年同期比では今期が最も強い結果であるということがコンセンサスの中、FOMCと月末の通過で買い圧力はさらに高まってくるのではないかと考えます。今週GAFAM・テスラなどのハイテク銘柄が堅調に推移し、指数も最高値を更新してますから、この流れは続くのではないでしょうか。中でもダウ先が今週35,000ドルの大台に乗せるか注目するところです。

以上により、来週は株高・ドル高の目線です。高値を超えたナスダックも、35,000ドルが目標化されてきたダウもどちらも妙味があると思います。為替はリスク選好と日足200MAで反発した豪ドル米ドルも気になりますが、やはりトレンドが明確なドル円が111円を背中に4月高値を明確に上抜いていくかがポイントと考えます。

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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