6/7-6/11 週の振り返り

目次

今週の振り返り

今週の米CPIは、前年同月比5%と予想(4.7%)を超えたものの、その詳細から物価上昇は一過性のものである見方が安心感を呼び、テーパリング前倒しの警戒感は後退、S&P500は最高値を更新するなど、全体的に買い戻しの動きが強まりました。中でも長期金利が低下したことで、金利感応度の高い米小型株・ナスダックが特に強含みました。

為替は米長期金利が3月上旬水準まで低下したわりにドルの下げ幅は小さく、通貨全体が小幅軟調に推移しました。


欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の経済見通しを上方修正しつつも、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を現行水準維持することを決定しました。経済回復が著しいと期待される欧州において、金融緩和の維持はユーロの売りを強めます。これによりユーロドルは約1か月ぶりの安値水準、キウイドル・ポンドル・豪ドルも1か月を超えるレンジの下側に推移し週を終えました。

商品は原油が堅調に推移し、2年8か月ぶりに70ドル台を回復しました。さらにOPEC(石油輸出機構)は今週発表した月報の中で 2021年の石油需要について先行きは不透明だとしつつも、米国と中国の需要増加に支えられ大幅に回復し、世界経済の伸びと石油需要の回復は下期に勢いを増すとの見通しを示しました。

金は一時1,900ドルにタッチしたものの その後失速、週間ではレンジ内に留まりました。

来週の見通し

来週の注目イベントはFOMC(6/15~16)に終始すると思います。
3の倍数月には、ドットチャート(FOMCメンバーが考える政策金利水準と変更時期の分布図)が公表されることになっており、今回はパウエル議長の声明だけでなくドットチャートの公表も注目材料になると考えています。

ドットチャートは下記サイトで過去のものからすべてチェックすることができます↓

https://jp.reuters.com/news/federal-reserve-board

前回3月に公表されたドットチャートでは、2021年内に利上げを行うと考えるメンバーはゼロ、22年はゼロ金利政策を維持、23年になりごく数名が1%レベルの利上げを予想していました。23年末までゼロ金利の据え置きを見通している予想がどの程度変化してくるのかが注目ポイントとみています。

各国がテーパリングに踏み込む中、FRBは確固としてハト派的姿勢を貫いてきました。経済回復ペースとインフレの高まりにより、一時はFRBの緩和姿勢がハト派過ぎるのではないかというマーケットの懸念も見え隠れしましたが、今回のCPIの結果は「インフレの高進は一時的」と一蹴したFRBへの信頼を回復させるものであったと感じています。(上昇の要因は半導体不足や補助金支給によって労働市場への労働者の戻りが鈍ってしまったことであることが詳細データから明らかになったため)

そして8月のジャクソンホールでテーパリングへの言及がマーケットのコンセンサスである中、今回の声明でどの程度の地固めをどう表現していくのかにマーケットは神経質になると思います。

短期の戦略としては、FOMC通過までは様子見を貫く予定です。その中でも注目は長期金利の動きです。流れのあるほうについていくしかないと考えますが、為替ならドル円、株式ならダウかナスダックを中心としたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

コメント

コメントする

目次