5/31-6/4 週の振り返り

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今週の振り返り

今週は雇用統計をにらみ週の前半は小動き、米株式指数は雇用統計 非農業部門雇用者数変化が予想よりも下回ったことはサプライズとなりましたが、週を通じては0.6%程度の上昇となりました。

ブラジル・ロシア・オーストラリアなどの産油・資源国は、製造業を中心とした良好な経済指標も後押しし堅調に推移しました。

他方、中国を取り巻くアジア・アフリカ市場は上値の重い状況に終始しました。G7にて中国の経済圏構想「一帯一路」に対抗する形で「クリーン・グリーン・イニシアチブ」という対中経済の枠組み構築の示唆や、バイデン政権が一部中国企業への投資禁止令を発令するなど、中華圏へのけん制がマーケットの重しとなりました。

商品は原油が69ドルを超えコロナショック以降最高値更新、2018年10月の水準に到達しました。製造業活況はもとより、レジャーシーズンを迎え、米国・中国・欧州のガソリン需要の高まりも色濃く表れました。

工業用非鉄金属は軒並み下落、 銅は米国の強い経済指標やドル高を受け投機筋が利益確定売りに動き、約1か月ぶりの安値水準まで低下しました。

為替は全体的に方向感に欠けた動きに終始しました。ドル円は長期金利が1.6を境に不安定な動きを示したこともあり、一時110円を超えたものの上値重く、雇用統計では109.5円まで値を戻し週を終えました。

豪ドル・キウイドルなどのリスク選好資産は特に弱含みました。豪中央銀行は政策金利を据え置き、利上げに向けた条件がそろう時期は「早くても2024年になる」との見方を改めて示し、早期テーパリングは示唆しませんでした。中国財新PMIの結果も横ばいであったことも重しとなりました。

ビットコインは小動きに終始。先週のレンジ幅を超えることなく、400万円を中心とした値動きとなりました。

来週の見通し

来週の注目材料ですが、早々とさ来週15日のFOMCを睨んだ動きが始まるとみています。

◆米消費者物価指数(CPI) 6/10(木)

FRBはFOMC開催される前週の火曜日からFOMC終了時まで「ブラックアウトルール」が適用され、金融政策に対して踏み込んだ発言を禁じられる期間が設けられています。このため、来週要人が発言する機会は殆どなく、経済指標への注目がより高まると考えます。

その上で、最も意識されるのがCPIであると思います。前回の発表の際は予想よりも大きく上振れ、モノ不足といったサプライチェーンの目詰まりが改めて経済回復を妨げるリスクとして課題視され、ダウは900ドル超下落しました。

今回は4.7%と前回値4.2%よりもさらに上振れた予想値となっています。インフレが進んでいることは周知の事実である中、予想をさらに上振れるかが注目とみています。

今週FRBは企業倒産を防止するための社債購入プログラム(SMCCF)の段階的縮小計画を公表しました。現在の経済回復の状況を鑑みると、緊急措置であった本プログラムの縮小は理にかなっており、マーケットの反応も鈍いものでした。
また今週の雇用統計が、予想値に届かなかったこともハト派的姿勢を正当化する材料となったとも思います。
このように、FRBは「小ネタ」を少しずつ出しながら地固めをし、8月のジャクソンホールを舞台にテーパリングの言及を行う流れになると考えています。

来週のトレード戦略ですが、全体的に方向感がなくふらふらしているため、株も為替もトレンドを見極めることに集中し、無駄なポジションを取らないようにした慎重なトレードを心がけたいです。

その中でも下記2点に注目します。
1.原油
今週のOPECプラスにおいて、7月に予定通り減産幅の縮小が合意されましたが、ものともせず今週最も堅調に推移しました。経済の回復と大規模な財政政策による需要の高まりとインフレの高進といった材料が揃っており、これは当面の間継続すると思われます。マーケットの直近の目標は70ドル、その次が75ドルと明確であることもチャート週足から見て取れます。薄目にロングしてみるのも面白いと思います。

2.ナスダック
G7でGAFAMを中心とした課税強化として各国共通の最低法人税率を15%以上とすることで合意されました。GAFAMで扱われるデジタルデータは無形資産であるという特性から、通常の製造業と違い「どこで生産されどこで消費されるか」が曖昧で、企業は法人税率の安い国に所得を集中させ租税回避することが可能となっていました。

今回最低法人税率が取り決められたことで、GAFAMの利益が圧迫されることは必至のため、株式も上値は重くなるのではないかと考えます。週明けの反応を見てタイミングを見計らいショートできればと思います。

今回のG7は、コロナショック以降初の対面での開催となりました。各財務相がマスクと衝立の無い状態で写真に納まっている様子に、コロナ禍の出口に差し掛かっていることを強く実感しました。と同時に、世界は刻一刻と変化しており、ぼーっとせずに今何が起こっているのかにアンテナを張り続けていかなければと改めて感じました。
https://www.cnn.co.jp/business/35171888.html

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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