2/22~26 週の振り返り

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今週の振り返り

今週は米長期金利の上昇と月末週により、株式は利益確定売りに押され世界的に弱含みました。バイデン政権の大型経済対策による景気回復と、それに伴う巨額の財政出動が意識されつつある中、7年ものの米債入札の不調が拍車をかける形で債券価格の下落をもたらし、金利が大きく上昇しました。

これまで強含んでいた新興国株式・テック系が特に顕著となり中国株は7~8%、ナスダックは5%下落、日経・ダウは-2%程度に留まりました。一方金融系セクターが4割を超えるシンガポールMSCIはこの状況下でも+1.8%と強さを見せ、今回の世界的な下落が米長期金利の影響であったことを裏付けました。

為替は特に新興国通貨が弱含みました。ドル円は金利に連れ乱高下し後半にかけては105円から106.5円まで強く上昇、昨年8月以降の高水準となりました。

商品は、寒波・在庫減の影響により上昇しました。金は金利上昇の影響で下落。銅は株式下落の影響もあり行って来い ボラティリティの大きい週となりました。日足での銅は2月から記録的な上昇が続いており、今週は調整色が色濃く表れました。

来週の見通し

来週の株式ですが、調整は今週で織り込み済みとなり継続的な下落は起こらないと考えています。3月からはまた緩やかに上昇していくことを予想します。特に景気循環株・バリュー株が堅調かと考えます。

今週のダウ主要株の騰落率になります。巣籠で自宅時間が増えたことで堅調であったウォルマート、ホームデポ、IT系アップル・MS・インテルなどは特に売り込まれました。対して、シェブロン・ディズニー・キャタピラーなど、人々の外出行動と関連のある銘柄はプラスに推移、 ダウ以外ではトリップアドバイザーが24%、アメリカン航空が12%、カーニバルが8.7%と強く推移しました。金利はさらに上昇する局面があるかと思いますが、これらアフターコロナ銘柄が反応して下落するかと言われれば、現在の景況感からそれはないと考えるからです。

一方金利上昇によってビザ・JPMなど金融系の上昇・テスラは金利上昇が株価を圧迫しマイナス13.5%となりました。このように、金利上昇によって恩恵を受けるセクターとそうではないセクターの引っ張り合いが起こりつつ、その金利水準にマーケットの反応が鈍化してくるのではないかと思います(ある意味慣れ)。パウエル議長が「足元のインフレは短期的」「インフレ目標には3年超かかる」と発言したことも大きいでしょう。今週のコアPCEデフレーターの数値は1.5%に留まっており、平均2%の水準にはまだ十分時間がかかりそうということも株式には支援材料と思います。

その上で来週の注目ポイントは下記の通りです。

◆3/1(月) 中国財新PMI

今週は51.4と前回51.5よりも若干少なく予想されています。その前12月は53であったこともあり今回予想通りであれば上昇の踊り場は継続と考えられます。需要は強いがサプライチェーンの問題や原料高などが影響しているのかもしれません。大きく上昇すれば日経も買い材料となると思います。

◆3/1(月) 米ISM、3/3(水) 米サービスISM、3/5(金)雇用統計

米ISMは12月に60を超え製造業の回復を強く示したものの、1月には58.7と予想値も下回る結果となりました。一方サービス業は前回値58.7と6月から横ばいの状況です。週の新規失業保険件数も73万人と予想83.8万人、前回84.1万人よりも良化したものの、ハイペースでの良化とまでは言い切れません。ワクチン接種が始まったのが12/14ですから、約2.5か月が過ぎ変化の兆しが指標に出て来るか占う週となると思います。

◆ワクチン頒布とJ&Jのワクチン承認

1回接種で有効性が期待され、超低温保管の必要もないJ&Jのワクチンが米FDAにより承認されました。これにより接種ペースの加速がさらに高まることになります。世界における人口100人あたりの累計接種回数は、イスラエルが86、英国が29、米国が20の状況で さらに加速されるわけですから、株式に対しては大きな支援材料と考えます。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/

以上により金利は再び緩やかに上昇する可能性はあっても、今週で調整は終了し、来週は景気回復を織り込んで株式は底を打って緩やかに上昇するとイメージしています。その際はセクターローテーションも鑑みてダウ・日経をロングしていきたいと思います。

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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