1/25~29 週の振り返り

今週はFOMCを前にしてゲームストップやAMCの急騰によってリスク警戒度が上昇、FOMCは新材料無かったものの手仕舞いが進み、週を通じて世界的に株式は下落しました。

為替はクロス円が強含みドル円は103.6円から一時105円直前まで上昇、その後やや戻すものの104.7円で週を終えました。

ゲームストップは年初17ドルから1か月足らずで483ドル・約3,000%の上昇後、1日で100ドルまで急落、その後も売り買いが拮抗し最高値から158ドル安 325ドルで引けています。

今回の騒動は、ロビンフッダーに代表されるような個人投資家が、企業価値の低い株式のオプションを集団で買い上げ、オプションを売っている証券会社がヘッジのために現物株を買うというしくみを利用して、これまで空売りを続けていたヘッジファンドを破綻寸前まで追い込むというものでした。

これは株式の将来性を見込み投資するという本来の目的とは異なる「投機」であり、大規模な金融緩和(金余り)を背景にして表れた現象と考えています。

但し、当事者側は「将来の成長を見込んだ投資であり、株価を集団で吊り上げる行為ではない」と主張しており、責任追及や金融システムにおける課題の見直しなど、歯止めには時間を要する見込みです。

来週ですが、こういった投機的な動きの収束はすぐに収まらず、他への波及も含め警戒感は継続し、足元の雇用状況改善の鈍化も相まって特にダウは上値の重い展開かと考えています。

パウエル議長は経済は目標からかけ離れていると慎重に発言し、テーパリングについては時期尚早と一蹴しました。

30,000ドル台に戻し、さらに1月の高値を超えていくためには、相当の材料が必要と考えており、下記を考察しています。

1) ワクチン接種の進捗・新材料が出る

ジョンソン&ジョンソンは、1回の接種で66%の予防効果が獲得できると治験の結果を公表しました。当社は、超低温の保管を必要としないこともあり、新興国も含め接種のハードルが下がります。

今週発表されたIMFの経済見通しでは、2021年の世界経済の成長率は前回から0.3ポイント上方修正されましたが、これは今年夏までに先進国と一部の新興市場国でワクチンが広く使用され、22年下半期までには大半の国で利用されるという想定を基としています。世界的にワクチンの取り合いが始まっているようですので需給のニュースはアンテナを張っていきます。

2) 米ISM(2/1、2/3)・雇用統計(ADP:2/3、2/5)・製造業受注(2/4)

ISM製造業は先月60.7と8月から55を越え、強い傾向を示しています。今月も60を超えるようであれば、中国を中心とした需要の高まりを裏付けることとなります。

対してサービス業においては55の節目は超えているものの、6月から横に推移しており行動制限の影響が色濃いです。

雇用の改善状況は鈍化しています。12月は△14万人と20年3月以降初のマイナス伸びを示しました。今回の予想は+5万人と良化は予測されているものの弱い予想です。 サービス業が58を超えるのかと雇用状況の確認が今週のポイントと思います。

ADP雇用統計や週の新規失業保険申請件数が先行発表されますので雰囲気は前もってつかめるかもしれません。その中で特にサービス業に注目します。

3) 決算

国内決算は概ね良好でした。村田・コマツは継続でホールドします。上記の通り、製造業は底堅く日経は買戻しの動きが広がると思います。

但し、上記米国の雇用の状況や追加経済対策の遅延が明らかになれば、つられ安となり上値は抑えられる可能性が高いため、長期金利と為替も意識しながら丁寧なトレードを心がけたいです。

来週は米国の主要企業の決算がピークを迎えます。AMAZON・Google・クアルコムなどのハイテク銘柄や、エクソンモービルなどのエネルギー株も注目です。

以上により、基本的に米国はもう少し弱含むものの、日経は段々と買戻しが入ると予想しています。明日の寄りにかけて少ない枚数で日経ロングしてみたいと思います。

長期では、米PCEコアデフレーター、FRBの金融政策に動きが見られなかったため見通しは強気維持です。

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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