8/30-9/3 週の振り返り

今週の株式は概ね堅調、金利が1.3近辺に終始したことからハイテク銘柄が強含み、S&P500とナスダックはじわじわと最高値を更新しました。アジア市場も買戻しの動き優勢、特に日経は首相の交代観測が強材料となり、2月から続いていた下落トレンドを上方ブレイクしました。

中国市場は7月からの下落トレンドを上方ブレイクし堅調に推移、デルタ株の封じ込めが奏功したことも追い風となり先月下落分の買戻しが優勢となりました。

為替は先週のパウエル議長の講演を受けさらにドル安が進行、ドルインデックスは4日続落し リスク選好度の高いキウイ・豪ドルを筆頭に、欧州通貨も堅調に推移しました。特にユーロドルは6日連続で続伸、ユーロ消費者物価指数が予想よりも上振れたことで、ECBにおける早期緩和縮小観測が高まり買い材料となりました。

商品は概ね堅調に推移、原油はハリケーン「アイダ」がメキシコ湾岸の製油所に被害をもたらしたことで買いに反応、またOPECプラス会合でも減産縮小計画が維持されたことやISM製造業景況指数が改善したことも好感され底堅さを見せました。

金は雇用統計が軟調であったことを受けレンジを上値抜け、7月以降4度目の上値トライに挑み週を終えました。

今週発表された雇用統計は23.5万人と予想の半分にも満たない結果となりました。これは市場がすでに織り込んだ「9月にFOMCでテーパリングが発表され、11月頃から開始となるシナリオ」が後倒しになる可能性が強まったことを示唆します。FOMCは10月は開催されないため、今月のFOMCで決定されなければ最短でも11月のFOMCまではテーパリングは開始されないこととなります。

では雇用状況は悲観すべきなのか?というとそうではなく
①今週発表された週の新規失業保険申請件数は34万人と、コロナショック以降最低の伸びに留まりましたし(雇用統計よりも、こちらの指標のほうが先行性が高いと考えています)②新学期の始まりや失業保険の追加給付金の打ち切りも9月で全て終了 ③ISM非製造業景況指数は依然60を上回る好状況、といういくつかの要素を鑑みれば、積極的に売る材料には乏しいという見立てです。

<週の新規失業保険申請件数>

但し、マーケットも時には自律調整の動きがあるものです。月曜日は米国はレイバーデーで休場ですが、昨年はレイバーデー明けから約3週間に渡り利益確定売りの調整が入りました。ナスダックが連日の史上最高値を更新し続けた後の急な調整でしたから、わたしにとっても苦い思い出です。

昨年と違う点はVIX指数の動きです。最近は小動きに加え16台まで低下していますから、昨年の再来になるかは半々かなと考えています。調整があるかもと多少は構えつつ、それでも下落すれば長期的にはチャンスですから、安値を積極的に買っていきたいとは考えています。

来週の注目指標は下記の通りです。

9/7 (火) 豪 政策金利発表
9/8 (水) 米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
9/9 (木) ECB政策金利発表、米 週の新規失業保険申請件数
9/10 (金) 米 生産者物価指数

9月のFOMCに向け、引き続き手掛かりを探す展開の中、雇用や物価・連銀の経済報告などは注目材料になると考えます。

またユーロ圏でも金融緩和縮小観測が高まる中、ユーロ消費者物価指数が予想よりも上振れたことに素直に反応する場面もあり、今週のECBで見通しがどう語られるのかが注目されるところです。今週はドル安の流れも追い風となりユーロが堅調に推移しましたから、引き続き上昇するのか見極めるところでしょう。

中国市場は習主席が「共同富裕」論を強め、中小企業を取り扱う北京証券取引所の開設を打ち出したことから中小型株を中心に期待買いが進むと考えます。下目線は一旦リセットし、上海・香港ともにトレンド転換を示すかが見どころです。

短期トレードにおいては、トレンドを上方ブレイクした日経に注目します。政局を気にしつつも30,000円を試しに行く展開があると思うため上目線、月曜の寄り付きをみて慎重にポジションを取りたいと思います。

為替はドル安が引き続き継続する見立てで、高値ブレイクしているオセアニア通貨や日足200MAを試しているポンドルも投資妙味があると思います。特に豪米ドルは政策金利発表が予定されていますので、日足200EMAの節目を強くブレイクしていくか注視します。

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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