5/24-5/28 週の振り返り

目次

今週の振り返り

今週は世界的に上昇の動き、特にアジアが強含み先物上海市場はおよそ2か月半ぶりに高値を更新しました。

為替はドル円が上昇。108.6から110円まで推移しました。これによりクロス円が強含み、特にNZドルは中銀が22年の利上げを示唆し、ポンドは英中銀の委員が22年前半に利上げする可能性があるとの発言に反応。強く上昇しました。
ドルトルコリラは過去最安値を更新、不安定な中銀人事や緩和的な金融政策がインフレ加速に耐えられないとの憶測から大きく売られました。

ビットコインは週の半ばにかけて上昇し、一時440万円を突破しましたが上値重く再び400万円を割り込みました。

商品は全体的に堅調に推移しました。ニッケルや銅などの産業用金属が先週から打って変わり反発、原油は欧米の経済正常化を織り込んだ需要回復期待が価格を押し上げました。またイラン核合意協議が1か月延長され、供給過多懸念が後退したことも追い風となりました。

来週の見通し

注目材料は下記の通りです。

◆5/31(月) 日 鉱工業生産、中国 製造業PMI、6/1(火) 中国 財新PMI


今週日経は3月からのサポートである28400円を上方ブレイクし29000円水準まで反発しました。

個別銘柄ではトヨタ自動車が今週史上最高値を更新、金曜には9000円の大台を突破し9135円まで上昇しています。最大販売市場である北米の強い需要に支えられた部分が大きく、米経済の回復を色濃く反映しているとみています。

遅ればせながら高齢者のワクチン接種進行も、経済正常化への出口が見えてきたことで投資家心理も上向いているのではないかと思います。5月の主な株式市場の株価収益率を比較すると、5月に入り日経は20を割りこみ、同様に上海市場も5月に入り15の水準まで低下しました。

世界各国の市場と比較して5月に入り割安感が目立ってきています。これが好感され、しばらく中国・日本を中心にバリュー株へのシフトが進んでくるのかもしれないと思いました。一方で村田製作所はコロナショック以降20年4月末以降日足200MAを割り込み、今週も明確にブレイクできずにいます。半導体の供給不足影響が大きいとはいえ、村田のPERは19、トヨタのPERは10ですから、製造業の軸足がバリュー株に傾いてきている部分もあるのかもしれません。

その上で、上記指標が先週の流れの追い風となる部分があるのではないかと思います。鉱工業生産は、前月比予想4%と比較的高めの値のため、ここを超えるようであれば再び29,000円の下値固めもあるかもしれません。

中国当局はバブル抑制のため商品価格の高騰の抑え込みに着手していることが報道されています。
また対ドルでの人民元は、今週堅調に推移し、約3年ぶりの高値をつけました。

その上で中国PMIですが、11月以来緩やかな下降線を描いており、今回の予想値も51.1と前月51.9よりもさらに弱く見積もられています。サプライチェーンの目詰まりはあるものの、中国当局による過熱感のコントロールが背景にあるとすると、予想通りの値であっても悲観する必要はないのではないかと考えます。
◆6/1(月)ユーロ 消費者物価指数、米ISM製造業景況指数、6/3(木) 米ISM非製造業景況指数
◆6/2(水) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)、6/3(木)米ADP雇用統計、6/4(金) 米雇用統計

コアCPEデフレーターはほぼ予想通りで無難に通過しました。期待インフレ率も今週は低下し長期金利も安定的であったことからインフレ懸念は一旦後退したようです。またテーパリングについても、FRB・地区連銀要人の発言は控えめに小出ししている感があり、7月のFOMCを経て8月のジャクソンホールで何らかの言及があるということが市場のコンセンサスになっています。

その上で今回の雇用統計が一番のビッグイベントになると思います。前回は予想を大きく下回り、失業手当が労働意欲の足かせになっているといった問題が顕在化しました。しかし今週の新規失業保険申請件数をみても、労働市場に人が戻ってきていることが認められているため、今月は期待を裏切られないのではないかと考えます。予想値は65万人と前回値26.6万人よりも多く見積もられていますが、予想をしっかりと超えてくるのかが注目とみています。

前日にADP雇用統計や新規失業保険申請件数が発表予定ですから、一足先にこちらに反応する可能性も視野に入れたいと思います。

◆市場のリスク許容度の行方
先週の私は株はピーク感から上値が重い展開と推察しましたが予想と逆の反応でした。先週末にかけてビットコイン・ゲームストップ・AMCなどの投機的資産は一旦過熱感が後退したかのように見えていますが、油断はできないとみています。
1点気になっているのがSKEWインデックスの値です。これはオプションの権利行使価格と乖離が大きいほど上昇する指数で、乖離の大きいオプションが買われると上がってくる特性があり、140を超えると調整が起こる予兆ともいわれています。過去の株価指数との相関関係は薄いようですが中期的な調整がささやかれる中、一つインプットしておいてもよい情報かとは思いました。

来週の短期トレードの戦略は、労働市場やISMなどの経済指標の上向き期待で上目線。ダウの一段高を狙いたいと思います。ナスダックは様子見します。為替はドル円が110円台の値固めをするようであれば、クロス円ロングを中心に押し目を拾いたい豪円・キウイ円は薄目に、ポン円・カナダ円・ユーロ円は高値ブレイクを意識していきたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

コメント

コメントする

目次