適温相場でインフレは収まるか_週間マーケットウォッチ(2023.2.6~2.10)

各資産の週次の騰落は以下の通りです。

雇用統計の強い数字を受け、マーケットの楽観は若干引き締まってきたイメージで、FEDウォッチではターミナルレートの予想値が5%と5.25%に割れてきた印象です。パウエル議長は期待したほどのタカ派の態度は示さないものの、要人発言の中には5%超を超えるターミナルレートを想定する声も出てきています。

FF金利の長期推移を見ると、景気後退はFF金利が一旦5%を超えてからが勝負といった印象です。(ターミナルレートは2000年のITバブル崩壊時は6.5%、2008年のリーマンショックは5.25%のようです)

もし5.25%がターミナルレートの場合はあと3回 つまり3月、5月、6月と利上げが続くわけですが、その上で年内に利下げをするとなると、様子見期間はたったの半年しかないことになります。賃金インフレはしつこいと聞きますが半年間でみるみる時給が下がってくる・・・?何か違和感を感じてしまいます。

一方雇用者数の推移についてですが、2010年3月からの12年間の中の高値は30万人程度でした。対して今年1月の最新値は51万人と1.5倍超に上り、長期で見た場合の雇用の状況が強いことがわかります。特にサービス部門の雇用とコストが高いわけですからこの辺がしっかり冷え込まないとインフレは収まらないと思いますし、まして「ゴルディロックス(適温)相場」の中で完結すると考えるのはまだ時期尚早な気がします。

日銀総裁人事も予想通りとはいかない様子、為替の方向感も見えないため判断もできないなというのが本音です。

また金利上昇により特に小型株が弱い状況が見て取れます。PLTR、DOCS、MQなどは安値を更新する雰囲気がありますし、仮想通貨も上値は限定的で、リスク選好度合いが低下して弱いところからお金が逃げていくのではないかと考えています。来週はCPIが最も注目されますが、小型・グロース個別株の動きにも注意かと思っています。

<来週の予定>

2/14(火)
米 22:30 1月消費者物価指数(CPI)(前月比) <前回値:-0.1%  予想:0.5%>
米 22:30 1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) <前回値:6.5%  予想:6.2%>
米 22:30 1月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) <前回値:0.3%  予想:0.4%>
米 22:30 1月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) <前回値:5.7%  予想:5.5%>

2/15(水)
英 16:00 1月消費者物価指数(CPI)(前月比) <前回値:0.4%  予想:-0.4%>
英 16:00 1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) <前回値:10.5%  予想:10.3%>
英 16:00 1月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) <前回値:6.3%  予想:6.2%>
米 22:30 1月小売売上高(前月比) <前回値:-1.1%  予想:1.8%>
米 22:30 1月小売売上高(除自動車)(前月比) <前回値:-1.1%  予想:0.9%>
米 22:30 2月ニューヨーク連銀製造業景気指数  <前回値:-32.9  予想:-19>
米 23:15 1月鉱工業生産(前月比) <前回値:-0.7%  予想:0.5%>

2/16(木)
米 22:30 2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数  <前回値:-8.9  予想:-7.5>
米 22:30 1月卸売物価指数(PPI)(前月比) <前回値:-0.5%  予想:0.4%>
米 22:30 1月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) <前回値:6.2%  予想:5.4%>
米 22:30 1月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) <前回値:0.1%  予想:0.3%>
米 22:30 1月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比) <前回値:5.5%  予想:4.9%>
米 22:30 前週分新規失業保険申請件数  <前回値:19.6万件  予想:20.0万件>

2/17(金)
英 16:00 1月小売売上高(前月比) <前回値:-1.0%  予想:-0.2%>
英 16:00 1月小売売上高(前年同月比) <前回値:-5.8%  予想:-5.6%>
英 16:00 1月小売売上高(除自動車)(前月比) <前回値:-1.1%  予想:-0.2%>
英 16:00 1月小売売上高(除自動車)(前年同月比) <前回値:-6.1%  予想:-5.4%>

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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