市場の楽観は継続か_週間マーケットウォッチ(2023.1.30~2.3)

各資産の週次の騰落は以下の通りです。

今週はFOMC・欧州の政策金利発表、米雇用統計、ISMとビッグイベントが続きました。米政策金利は0.25%、ECBとBOIは0.5%とそれぞれ予想通り、パウエル議長はインフレ鈍化(ディスインフレ)を好感しながらも「現在の見通しでは、今年中に利下げを行うことは適切でない」と年内の利下げに対しての含みは持たせませんでした。

また「インフレのペース巡り、FRBと市場いずれの予想が正しいか見極める必要がある」と、市場の楽観論に挑むような発言も印象に残りました。雇用は引き続き強く、週の新規失業保険申請件数は18.3万件と9か月ぶりの低水準、失業率は3.4%と前月3.5%を下回り雇用者数は51.7万人と前回値・予想のいずれも大きく上回る伸びとなりました。

雇用が強い状況で平均時給も前月比0.3%と前月から緩みが認められません。ISM非製造業景況指数も55.2と、50を下回った前回値(49.2)からも大きく回復が見られ、サービス業の強さが目立ちました。

一方で製造業のほうは47.4と前回値(48.4)を下回り明暗が一層分かれた印象、アップルやアルファベットの決算ミスもこれらを裏付けたように感じました。

こうした状況から金融引き締めの効果は着実に表れてはいるものの、まだ一部という印象です。FRBとしてもインフレのぶり返しは避けたいところでしょうから、物価指数の奥にある時給や失業率がしっかりと下がるところまで見届けると思っています。そうなるとすでに弱っている製造業はさらにダメージを受けますし、FRBはあと11か月は利下げしないとのスタンスですから見通しを中立にするタイミングはまだ見えないな、と思ってます。

来週も楽観論は継続するかが私の中での注目ポイントです。
FOMC終了後にドル円は反発、金も1960ドルでしっかり折り返しているようです。緩和期待でこの3か月間金は上がり続けてきていましたが、雇用が強い→利上げが進む ということに反応し、来週ドル・金利・金のトレンドが変わるかを特に注意しています。

また米国決算も大半終了しましたから次は要人発言が材料視されるのではないでしょうか。わたしの日常も食料品や燃料代の値上げで辟易しています。特に寒さの厳しい東北は、車が無いと生活できませんし雪道は燃費が2割以上低下します。外は零下の中200リッターの灯油タンクに毎週のように給油を来てもらわないと生活できません。ガソリン・灯油などエネルギーに月に10万近く出費の家庭も珍しくないでしょう。

FRBは「ソフトランディング」と言って期待をさせるのではなく、慎重論を強め国民に早く心の準備をさせてインフレを収束してもらいたいと思います。

<来週の予定>

2/7(火)
豪 12:30 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 <前回値:3.10% 予想:3.4%>
米 2:00 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

2/8(水)
決算:ディズニー、ユニバーサル

2/9(木)
英 18:45 ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言 <前回値: 予想:0.0%>
米 22:30 前週分新規失業保険申請件数 <前回値:18.3万件 予想:19.3万件>
決算:フィリップモリス、ペプシコ、アストラゼネカ

2/10(金)
加 22:30 1月新規雇用者数 <前回値:10.40万人 (6.92万人) 予想:1.73万人>
加 22:30 1月失業率 <前回値:5.0% 予想:5.1%>
米 0:00 2月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 <前回値:64.9 予想:65>

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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