1/18~22 週の振り返り

今週はバイデン大統領の就任や、イエレン財務長官の景気支援拡充発言などが好感され、全体的に堅調となりました。特に今週はアップル、FB、テスラ、マイクロソフトなどの決算を控え、変異種を含む感染拡大の現況も鑑みて巣籠り・半導体銘柄に期待が集中し、ナスダックを中心とするハイテク株が伸長しました。

目次

来週の注目ポイント

来週注目するポイントは下記の通りです。

1.FOMC・米国GDP

火曜日からFOMCの予定です。このため前月同様に月曜は様子見の動きが予想されます。

今週発表された日・欧の中銀の発言は、個人的には保守的な印象が否めませんでした。日銀の黒田総裁は景気は厳しい状況にありながらも基調としては持ち直しと発言し、ECBのラガルド総裁はユーロ圏の下向きリスクは顕著ではないと楽観的とも取られる姿勢、いずれも政策金利や金融緩和の規模は据え置きとしました。足元のインフレ率は未だ低い状況であり、感染拡大も深刻な割にサプライズはないというサプライズでした。

こういった動きを受け、FRBは大統領の就任・大規模な財政政策の始動を歓迎しつつ、日・欧同様に金融政策について楽観的な発言をするか、はたまた雇用の改善がなかなか進まない状況に対し、緩和について一段の発言があるのかが注目だと考えています。

米PMIは製造業は59.1、サービス業は57.5と前月よりも上昇しています。これだけに着目すれば景況感は比較的良さそうですが、その一方で週の新規失業保険件数は90万人と前週の92.6万人とほぼ同等と雇用の戻りは鈍化しており、不安定さが伺えます。

また、28日は米国GDPの発表が予定されています。遅行指数ではあるものの、予想を下回ればインパクトとなり、国債やドルといった安全資産の上昇局面があるかもしれないと考えています。※金融緩和の出口戦略については、そもそも話題にすらしないか、今は考える時期にないと強く念を押すのではないでしょうか。

2.日経 決算

今週の日経先物は週の後半から高値警戒感を感じる上値重い展開となりました。短期では決算により上下することがあると思いますので主要決算から目は離せません。そんな中以下の考察です。

<ポジティブ材料>

今週発表されたドイツ製造業PMIは57と前月58.3よりはやや低下したものの、9月以来55を超える高水準は維持できているため様子見レベルで良いと考えます。中国上海総合指数は3,600ポイントを超え高値を更新しました。日経には強いポジティブ材料です。

また投資家別売買動向において海外投資家は2,614億円の買い越しと、2週続けて12月半ばの買い越しレベルにあります。テクニカル的には1/14に29,000円の最高値まであと少しというところからやや落ち込み、約10日の間に3角持ち合いを形成し、一旦の過熱感は日柄調整で和らいだ印象です。

来週発表される信越化学工業・東京エレクトロン・村田製作所・ファナックなどが好決算となれば29,000円を超える局面があるかもしれません。

<懸念材料>

①7月以降緩やかな円高に推移:輸出企業にとって極度の円高は利益を圧迫する可能性が高くなります。

②NT倍率の上昇:内需企業が大半を占めるTOPIXよりも、値嵩株・グローバル企業の比率が高い日経225のほうが強く、NT倍率(日経平均株価をTOIXで割った数値)は11月から15を超えじわじわと上昇が続いています。内需と外需の2極化が進めば、景況感が悪化し株価にも反映されることでしょう。

③金融緩和・財政政策の加速スピードの鈍化:上記の通り日銀の黒田総裁は、施策の点検を進めるとしながらも今月は緩和ペースは維持としました。財政政策も混沌としており、諸外国に比べバラマキは少なくカンフル剤に欠ける状況です。金融・財政ともに出遅れ感が否めない印象です。

来週の作戦は上記を鑑みて決算と上海、為替に注目し、高値更新の好機を待つ作戦で進めたいと考えます。

今週は大統領就任式が行われ、世界中が米国のひとつの節目を感じた週となりました。個人的には非常に洗練された印象が強く、カマラ・ハリス副大統領の立ち振る舞いは映画のワンシーンを見ているかのようでした。式で発表された詩に感動し、分断が進む米国に希望と勇気を感じましたのでご紹介したいと思います。

https://www.buzzfeed.com/jp/rikakotakahashi/the-hill-we-climb-translation

以上です。

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この記事を書いた人

山形在住のサラリーマン&兼業主婦。18歳の娘と夫、両親と5人3世代同居してます。2019年から老後2,000万問題を受け、じぶん年金形成のため金融リテラシー向上の勉強を開始。インデックス・個別株を中心とした長期投資を実践しながら、短期トレードはCFD・FXを勉強中です。

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